タンポポ

肝臓強化や優れた利尿作用による、むくみや便秘の解消に。

タンポポハーブティーには、多くの効果効能が期待できます。

ビタミンやミネラルを豊富に含んでおり、肝臓を強化する作用がある為、コレステロールを抑えます。また、血糖値を下げるといった効果も期待できます。

根の部分には利尿作用を促す効果があり、ヨーロッパでは「おねしょハーブ」と呼ばれているほど、利尿作用に優れています。その為、むくみの改善にも有効です。

その他の効能としても、消化不良に効き目があり便秘を解消したり、血液をさらさらにする効果、催乳効果、解熱効果、発汗作用、喘息の改善、胆汁の分泌促進、肌荒れ、便秘改善、造血など多くの効果が期待されます。

解熱効果や血圧を下げる効果があるので、低血圧の方はあまり摂取しないほうが良いとされます。

注意点ですが、鉄分は便秘解消に効果が高いのですが、元々腸が弱いという人の場合下痢を促進してしまうこともあります。

市販されているハーブティーは飲み易く、味が調整されていることがあるので、あまりのみ過ぎないように気をつけましょう。

作用

肝臓強壮、消化促進、利尿、浄血、便秘改善など。

味と香り

入れ方によって、タンポポ茶とタンポポコーヒーになる。
タンポポ茶は土っぽい苦味のある味で、タンポポコーヒーは、コーヒーのような色と味わい。

注意事項

  • 血圧を低下させる効果があるので、低血圧の方は注意が必要です。

どんなハーブ?

タンポポは道端などに咲いている黄色い花で、ヨーロッパ産は「西洋タンポポ」、国産は「カントウタンポポ」と呼びます。

雑草と一緒で、特別な手入れをしていなくても自然に自生し、多少環境の悪い状態であっても咲く強い花です。タンポポハーブティーは、この花の根と葉を乾燥させて作られたお茶のことです。

キク科の多年草であるタンポポは、別名を「タンディライオン」という名称で呼ばれています。

「タンディライオン」とはライオンの歯を意味し、ギザギザした黄色い花弁が、ライオンの歯に例えられたものであると言われています。

現在整備されている街中の道路で、アスファルトやコンクリートの多少の亀裂からでも花を咲かせ、その根っこは地中に30センチから50センチと、自分の丈より長い根を張り巡らせます。

過酷な条件下でも咲く西洋タンポポは、その生命力の強さの秘密が、地中深く埋まった根にあると言われています。

特に、西洋タンポポは従来から日本で咲いていたカントウタンポポと違い、寒暖の差に強く丈夫であることで、現在国内自生するほとんどのものが、外来種の「西洋タンポポ」です。

この生命力の強さから、古くから漢方薬としても用いられてきました。

花弁は、フランスを始めとするヨーロッパで食用として使われることがあり、日本でも天ぷらやお刺身などの和食の飾りつけなどにも利用されます。

若葉や根っこはハーブティーとして用いられ、花弁が食用などに用いられています。

データ

学名 Taraxacum officinale
英名 Dandelion(ダンディライオン)
別名 ダンデライオン、ツヅミグサ(鼓草)
和名 タンポポ(蒲公英)
科名 キク科 タンポポ属
分類 多年草
原産地 ヨーロッパ
ティーに使う部分 根、葉
主要成分 トリテルペン、フラボノイド、フェノール酸、苦味質、ビタミン類、クマリン、カテロイド、ミネラル