セントジョンズワート茶

抗うつ作用があり、暗い心に明るさを取り戻す。

古くから鎮静作用を持つことで知られ、不眠の治療など医療目的で使用されてきたセントジョンズワート。

近年、抗うつ作用があることから関心を集めているハーブです。

うつ状態では、脳内のセロトニンが不足しているのですが、このセロトニン濃度を高め、抗うつ作用を発揮することが報告されています。

悲しみや絶望などで落ち込んでいるときや、不安や恐怖で落ち着きが無いときにティーで飲むと、感情をやわらげ活力がわいてきます。

更年期、生理時のうつ、ダイエット時のイライラにも効果があるといわれており、暗い心に明るさを取り戻すことから、欧米などでは、「サンシャイン・サプリメント」と呼ばれています。

作用

抗うつ、抗菌、消炎、鎮静、収れんなど。

味と香り

スッキリとした香り。少し苦味のあるサッパリとした味で飲みやすい。

注意事項

  • まれに光毒作用があるので、飲用後は直射日光を避けましょう。
  • 薬との相互作用がありますので、併用の際は、必ず医師の指示を受けましょう。
  • 妊娠中は使用を避けましょう。

どんなハーブ?

セントジョンズワートは、ヨーロッパ、アジア西部、アフリカ北部を原産とするオトギリソウ科の多年草です。和名は「セイヨウオトギリソウ(西洋弟切草)」と呼ばれています。

草丈は1mほどまで生長し、6月頃に黄色の綺麗な花を咲かせます。

古くから薬理的用途で利用されており、アメリカの先住民達は、抗炎症剤や収れん剤、消毒剤として使用してきたといいます。

現在では、主にうつ病や不安障害などの治療に用いられています。

データ

学名 Hypericum Perforatum
英名 St. John’s wort(セントジョンズワート)
別名 ハッピーハーブ
和名 セイヨウオトギリソウ(西洋弟切草)
科名 オトギリソウ科
分類 多年草
原産地 ヨーロッパ、アジア西部、アフリカ北部
ティーに使う部分 花、葉、茎
主要成分 フラボノイド、タンニン、精油、配糖体