カルダモン茶

消化促進作用や口臭を消す作用があり、食後におススメのハーブティー

カルダモンは、「スパイスの女王」という別名があるほどスパイシーな香りがあり、果実そのものはカレーを思わせる香りがしますが、ハーブティーにしたものは生姜の様な香りがします。

飲み口も爽やかで、飲んだ後は口の中がさっぱりとする為、食後に飲まれることが多いハーブティーです。

食後に飲むというのは効能の面からも非常に理にかなっており、カルダモンのハーブティーには消化を促進する作用があるためです。

その為、食べ過ぎたときに飲むのも良いでしょう。また、口臭を消す作用もあります。

先にも述べたように、独特の香りや清涼感があることから苦手だと感じる人もいます。

その場合には薄めて飲んだり、他のハーブティーに混ぜたりアイスティーや紅茶で割って飲むことをおすすめします。

組合せとしては、ハイビスカスとカルダモンを併せたものなら疲労回復が図れますし、好きな味と組み合わせて飲んだり、こうした効能から組合せを逆引きするというのも楽しみ方の1つです。

最近ではよく知られるようになったチャイにも、このカルダモンが含まれていることが多く、小腹がすいた時などにおやつ代わりに飲めば、手軽に体を温めたり体調を整えることもできます。

カルダモンとシナモン、生姜や紅茶、牛乳を加えれば簡単にできますし、スーパーに行けばどれも安価に入手することが出来ます。

作用

去痰、駆風、健胃、発汗、食欲刺激、興奮など。

味と香り

スパイシーな香りで、生姜の様な独特な清涼感。

注意事項

  • 香りと味が強いので、使用量に注意しましょう。飲用する際には他のハーブや紅茶などとブレンドすると良いです。

どんなハーブ?

カルダモンという名前は、インドを原産地とするショウガ科ショウズク属の多年草です。

主にその果実を粉末状にしたものをハーブという形で販売されている光景は、注意してみればいたるところで目にすることが出来ます。

カルダモンは飲む以外に実を食べるという楽しみもあります。

揚げ物など油を多く含んだ料理や、香りがきつい料理を食べた後に、カルダモンの実を口に含み、歯でつぶすと料理を食べる前のようなさっぱりとした口にすることが出来るのです。

カルダモンはハーブティーにも出来ますし、実を食べることもできる便利な食材です。

体に良い効果もありますし、生活に無理なく取り入れることがでいるハーブの1つと言えます。

データ

学名 Elettaria cardamomum
英名 Cardamon(カルダモン)
別名 Elaichi(エライチ、イライチー)
和名 ショウズク(小荳蒄)
科名 ショウガ科 ショウズク属
分類 多年草
原産地 インド、スリランカ、マレー半島
ティーに使う部分 果実
主要成分 精油、ゴム質、デンプン、黄色色素