サフラン

生理痛や生理不順、更年期障害、冷え性など女性に多い症状に。

スペイン料理のパエリアや、フランス料理のブイヤベースに欠かせないスパイスとして馴染みのあるサフラン。

ハーブティーの効能としては、ホルモンバランスを調整する作用があり、生理痛や生理不順、更年期障害など、女性に多い症状に効果があるとされています。

また、血行促進作用もあるので、冷え性の改善にも有効です。

精神面では、ヒステリー気味な心を落ち着かせる働きもあります。

サフランは花(めしべの桂頭)から採取されており、1kgの乾燥したサフランを採取するのに、約16万個の花が必要とされます。その為、貴重で高価なハーブなのです。

作用

血行促進、鎮静、通経など。

味と香り

サフラン独特な香りで、苦味のあるなめらかな味わい。

注意事項

  • 子宮収縮作用があるため、妊娠中の方は飲用を避けましょう。
  • 大量に飲用すると、体に悪影響を及ぼす可能性がありますので、注意が必要です。

どんなハーブ?

サフランは、西アジアを原産とするアヤメ科 サフラン属の多年草です。古くからヨーロッパでは、めしべが香料・染料として利用されていました。

日本へ伝わったのは江戸時代で、和名は「サフラン」と呼ばれています。現在、日本では8~9割が大分県の竹田市で生産されています。

花のめしべを乾燥させたものは、ハーブティー以外でも、料理の風味付けなどの香辛料として、スペイン料理やインド料理には欠かせないスパイスです。

また、薬理的目的にも利用されており、生薬名の番紅花(ばんこうか)として、鎮静、鎮痛、通経作用があるとされています。

近年では、カロテノイドの一種であるクロシンという成分が含まれており、大腸がんの予防に濃くかがあるとされています。

データ

学名 Crocus sativus
英名 Saffron crocus
別名
和名 サフラン
科名 アヤメ科 サフラン属
分類 多年草
原産地 西アジア
ティーに使う部分 花(めしべ)
主要成分 色素配糖体クロシン、苦味配糖体ピクロクロシン、精油、クロセチン