ペパーミント茶

胃腸の調子を整えてくれるハーブティー。

メントールのさわやかな香りで有名なペパーミント。

ハーブティーとしての効能は、胃腸のトラブルの改善に役立ちます。食べすぎや飲みすぎの後に飲むと、消化を促進させてくれ、なおかつ口の中がさっぱりとします。

また、鎮静作用があり、不安や緊張、イライラなど高ぶった神経を鎮静し、気分を穏やかにする効果があります。リラックスしたいときなどにお勧めです。

さらには、抗菌作用や抗炎症作用があり、蒸気の吸収すれば咳や喉の痛みなどの呼吸器系のトラブルにも効果的です。風邪の初期症状にも有効です。

その他、以下のような効能があるとされています。

  • 鎮痛作用があり、頭痛や生理痛などの痛みに対して有効とされています。
  • 麻痺作用や抗菌作用があり、虫歯や歯痛などの痛みの緩和に効果が期待できます。
  • 胃の神経の末端を麻痺する働きがあり、乗り物酔いや吐き気の予防に有効です。
  • 胃の筋肉をゆるめる働きがあり、ゲップが出がよくなると言われています。

作用

殺菌、発汗、利尿、抗けいれん、鎮静、駆風、強肝、利胆など。

味と香り

メントールの清涼感と甘い香りで、後味はさっぱり。

注意事項

  • 幼児への使用は避けましょう。

どんなハーブ?

ペパーミントは、ヨーロッパを原産とするシソ科ハッカ属の多年草で、和名は「セイヨウハッカ」と呼ばれています。

ミントには多くの品種が存在しており、ハーブティーに利用されているものは、ペパーミント、アップルミント、スペアミントの3種類があります。

ペパーミントはハーブティー以外でも、アロマテラピーやガム、キャンディの香り付けに、歯磨き粉の材料などに使われています。

最近では、ペパーミントの精油の強い殺菌力が、病原性大腸菌O157に対して有効との研究結果が報告されています。

データ

学名 Mentha piperita
英名 Peppermint(ペパーミント)
別名
科名 シソ科 ハッカ属
分類 多年草
和名 セイヨウハッカ、コショウハッカ
原産地 ヨーロッパ
ティーに使う部分
主要成分 精油、フラボノイド、タンニン、フェノール酸