レモンに似たさわやかな香りと味のハーブ。
アジアでは古くから、感染症や熱病に効く薬草として用いられてきたレモングラス。
料理によく使われており、タイ料理のトムヤムクンに使われていることは有名です。 ほかにも、インド料理や東南アジア料理でも、スープやカレーなどに使われています。
レモングラスティーには殺菌作用があり、発熱や頭痛などの、風邪の初期症状に効果的です。
また、胃腸の調子を整える作用もあるので、食後におススメです。食欲がないときや、食べ過ぎによる胃もたれ、お腹のガス抜きなどに効果が期待できます。
レモンに似たさわやかな香り成分(シトラール)にはリフレッシュ効果があります。仕事や勉強など集中したいときに用いるとよいでしょう。
その他、貧血に対しても有効とされています。
ハーブティーには、ドライハーブとフレッシュハーブの両方が使えます。
作用
殺菌、健胃、消化促進 など。
味と香り
草とレモンに似たさわやかな香り。酸味はまろやか。
注意事項
- 妊娠中の方は飲用を避けましょう。
どんなハーブ?
レモングラスは、インドを原産とするイネ科オガルカヤ属の多年草です。
高さ50~150cmほどまで成長する葉には、シトラールというレモンと同じ成分が含まれており、こするとレモンのような爽やかな香りがします。
葉からは精油も抽出されており、アロマテラピーや石けん、洗剤、化粧品、香水などの香料など、幅広く利用されています。
インドの伝統医学では、精油をコレラなどの感染病や熱病に利用されていました。また、中国では葉を頭痛、咽の痛み、下痢、はしかなどの治療に活用されています。
料理の方でも活用されており、茎の部分はタイ料理のトムヤンクンに、また、魚や肉の臭み消し、スープやソースなどの香りづけに利用されています。
データ
学名 | Cymbopogon citratus |
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英名 | Lemongrass |
別名 | – |
和名 | レモンガヤ、レモンソウ |
科名 | イネ科 オガルカヤ属 |
分類 | 多年草 |
原産地 | インド |
ティーに使う部分 | 葉 |
主要成分 | 精油、フラボノイド |