カリン

咳や痰、ぜん息、風邪に効果が期待できる。

カリンは、原産が中国で、バラ科カリン属の落葉高木です。ハーブティーには果実の部分を使用します。

果実は木のように硬くなり、強い酸味がある為、食用に適していません。ジャムや砂糖漬、カリン酒などに利用されています。

別名を「安蘭樹(あんらんじゅ)とも呼ばれており、「和木瓜(わもっか)」や「木瓜(もっか)」といった生薬名も持っています。漢方では喉の薬として有名です。

果実の種子にはアミグダリンという成分が含まれており、熱を加えると加水分解してベンズアルデヒドとなり、抗炎症作用があります。

その為、咳や痰、ぜん息を鎮めることで有名で、民間薬として活用されています。風邪にも有効とされています。

乾燥させた果実を煎じた液に、ハチミツを加えて飲用されたりしています。

作用

鎮咳、去痰、抗炎症、etc…

味と香り

フルーティーな香りで、やや甘酸っぱい味。

注意事項

  • 特になし。

データ

学名 Pseudocydonia sinensis
英名 Chinese Quince
別名 安蘭樹(あらんじゅ)、和木瓜(わもっか)、木瓜(もっか)
和名 カリン(榠樝、花梨)
科名 バラ科 カリン属
分類 落葉高木
原産地 中国東部
ティーに使う部分 果実
主要成分 リンゴ酸、クエン酸、酒石酸、タンニン、アミグダリン、etc…