ハイビスカス茶

クエン酸によるスポーツ後の肉体疲労の回復に。

南国のイメージをまとった植物として広く親しまれているハイビスカス。

ティーに使うのは、同属の「ローゼル」と呼ばれる食用品種を乾燥させたものです。鮮やかなルビーのような色のハーブティーになります。

ハーブティーとしての効能は、カリウムが多く含まれている為、利尿作用が高く、むくみが気になる方におすすめです。二日酔いにも効果的。

また、肉体疲労を回復する効果がある「クエン酸」が豊富に含まれているので、スポーツ時やスポート後の水分補給など、アスリートの方に人気があります。

その他、のどの炎症を抑える働きがあり、のどの痛みに対して有効です。さらには、ビタミンCも含まれいる為、肌荒れにも効果が期待できます。

緩下作用がある為、便秘の改善にも効果があるとされています。

クエン酸には酸味がありますが、気になるときは、はちみつを加えると飲みやすくなります。

作用

代謝促進、利尿 など。

味と香り

強い酸味が特徴で、すっぱく、さっぱりとした味。

注意事項

  • 特にありません。

どんなハーブ?

ハイビスカスは、アフリカ西北部を原産とするアオイ科ヒビスク属の一年草、もしくは多年草です。

背丈は2~3mほどまで生長し、夏から秋にかけて紅色や白色、黄色などの花を咲かせますが、1日花のためその日のうちにしぼんでしまいます。

ハイビスカスは品種改良が重ねられ、現在5,000種類以上もあると言われています。

南国の赤い花のイメージが強いかと思いますが、ハーブティーに利用されているのはアオイ科ヒビスク属のローゼルという品種です。

データ

学名 Hibiscus sabdariffa
英名 Roselle、Jamaica red sorrel、Indian red sorrel、jelly okra
別名 レモネードブッシュ、ジャマイカ・ソレル、フロリダ・クランベリー
和名 ローゼル、ローゼリ草
科名 アオイ科 ヒビスク属
分類 一年草、または多年草
原産地 アフリカ西北部
ティーに使う部分 萼(がく)
主要成分 植物酸、アントシアニン色素、粘液質、ペクチン、ミネラル