ユーカリ茶

優れた多くの薬効が期待できるハーブティー。風邪の予防などに。

抗菌・抗ウィルス作用に優れています。これは、毒性の裏返しともいうべきもので殺菌効果が高く、また葉に含まれるシネオールという成分が高い抗菌性を持つことから、風邪や感染症の予防に役立つとされています。

また、粘膜の炎症を抑える働きがあり、風邪の喉の痛みや鼻詰まり、インフルエンザ、花粉症などにも効果があると言われています。

他に特徴のあるものとして、鎮静効果から精神を安定させ、集中力を高めることもあげられます。

その他、血行促進、口臭予防、防虫効果など、多くの効能があるとされているのです。

こうした多くの効能を取り入れるのに最も手軽な方法は、ユーカリをハーブティーにして飲むことでしょう。その味わいは、スッキリとして爽快感のある風味として知られています。

やや青臭く感じる人もいるようですが、ハチミツを入れるとまろやかになるので、飲みにくさを感じた時にはぜひおすすめです。

この葉にはカルシウムやカリウムが豊富なことから、先に上げた効能の他に、ハーブティーを飲むことでコレステロールの排出や骨粗しょう症の予防、むくみや肥満の改善を図られると言われています。

また飲むだけでなく、ハーブティーを入浴剤代わりに風呂に入れて使用すると、神経が安らぎ、心身ともにリラックスする効果があります。

このように、大変効果効能があるユーカリですが、毒性があることから多量の摂取はおすすめできません。

毎日飲むのではなく、不快な症状がある場合やリラックスしたい時に摂取すると良いでしょう。

作用

浄化、防腐、抗ウイルス、抗菌、抗炎症、殺菌、解熱、血行促進、血圧降下など。

味と香り

スッキリとした爽快感のある風味。

注意事項

  • 刺激が強いので、多量に摂取しないように注意しましょう。
  • 毎日の飲用も避けましょう。

どんなハーブ?

ユーカリは、フトモモ科ユーカリ属の植物です。成長が早いことが知られ、原産地のオーストラリアでは70mを超す大木も珍しくはありません。

日本ではコアラの主食として知られますが、実はこの葉には毒性があり、他の動物は食べないのです。

では、何故それをコアラが食べたのかというと、コアラは性質がおとなしいため、他の動物と争って食物を確保することができず、仕方なく誰も食べないユーカリを食べ、そしてその毒を解毒できる方法を身につけていったのです。

データ

学名 Eucalyptus globulus
英名 Eucalyptus(ユーカリ)
別名
和名 ユーカリ
科名 フトモモ科 ユーカリ属
分類 常緑高木
原産地 オーストラリア、 タスマニア、ニュージーランド
ティーに使う部分
主要成分 精油