「インフルエンザの特効薬」として伝統医学で使われてきたハーブ。
ヨーロッパの各地に生息するエルダーフラワー。ヨーロッパやアメリカでは、古くから伝統医学で使われてきた歴史をもちます。
ヨーロッパでは、昔から加糖したものを子供の風邪薬として使われていました。また、アメリカでは、発刊作用や利尿作用に優れているため「インフルエンザの特効薬」と呼ばれていました。
温かいティーを飲むと、血液循環を刺激して発刊を促し、体内の毒素の排出に役立ちます。
風邪のひきはじめや花粉症対策などに効果が期待できます。また、鼻やのどの痛みには、ティーでうがいをするとよいでしょう。
マスカットに似た甘い香りが特徴で、エルダーフラワーが含まれたジャムなども販売されております。
どんなハーブ?
ヨーロッパ及び西アジアが原産の落葉低木で、背丈は9mほどまで育ちます。
6月頃にクリーム色の花を咲かせ、その後は紫色の実をつけます。
作用
発刊、利尿、鎮痙など。
味と香り
マスカットに似た甘い香りで、やさしい味わい。
注意事項
- 葉は有毒なので、飲用しないように注意しましょう。
どんなハーブ?
エルダーフラワーは、ヨーロッパ、西アジアを原産とするスイカズラ科 ニワトコ属の落葉低木です。和名は「セイヨウニワトコ」と呼ばれています。
データ
学名 | Sambucus nigra |
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英名 | elder(エルダー) |
別名 | パイプツリー |
和名 | セイヨウニワトコ |
科名 | スイカズラ科 ニワトコ属 |
分類 | 落葉低木 |
原産地 | ヨーロッパ、西アジア |
ティーに使う部分 | 花 |
主要成分 | 精油、フラボノイド、粘液質 |