生活習慣病の予防に効果的な、日本のソバ
ソバと言えば、日本の麺類としてや、そば粉を湯に溶かした「ソバ湯」などが有名です。昔から日本人の食生活には欠かせないものとなっています。
ソバは、タデ科ソバ属のハーブで、外皮を取り除いた種子からハーブティーが作られます。
ハーブティーとしての効能は、抗酸化物質のルチン(ポリフェノールの一種)という成分が豊富に含まれており、高血圧や動脈硬化、脳卒中、心筋梗塞、糖尿病、肝疾患などの生活習慣病の予防に有効とされています。
ルチンには血圧を下げる作用があり、また、ルチン以外にも血管を拡張する作用のある成分が含まれている為、高血圧に効果があるとされています。
さらに、ルチンには毛細血管を強化や、血栓が生じるのを抑制する働きがあることから、動脈硬化の予防に役立つとされています。
そして、動脈硬化を予防することによって、脳卒中や心筋梗塞の予防にもつながります。
その他、ルチンには糖尿病や肝疾患の改善にも有効とされています。
カフェインが含まれていませんので、妊娠中の方でも安心して飲用できます。
ダッタンそば(韃靼蕎麦)
健康や美容目的で売られている「そば茶」には、「ダッタンそば(韃靼蕎麦)」というものが原料になっていることがあります。
ダッタンそば(韃靼蕎麦)とは、日本で栽培されているソバとは異なり、中国やモンゴル、ロシアなどで栽培されている植物のことを指します。
日本のソバと比較して、ルチンが100倍以上も含まれているため、健康や美容目的で利用されています。
作用
血圧降下、血管拡張、強壮、消炎、抗酸化、緩下、etc…
味と香り
香ばしい香りと、まろやかな風味。
注意事項
- ソバアレルギーのある方は、飲用を避けましょう。
どんなハーブ?
ソバは、中国南部が原産と言われているタデ科 ソバ属の一年草です。和名は「そば」と呼ばれています。
データ
学名 | Fagopyrum esculentum |
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英名 | Buckweat |
別名 | – |
和名 | そば |
科名 | タデ科 ソバ属 |
分類 | 一年草 |
原産地 | 中国南部と言われている。 |
ティーに使う部分 | 種子 |
主要成分 | ルチン、フラボノイド、デンプン、ミネラル類、ビタミン類、etc… |