ジュニパーベリー茶

体内の老廃物を排出。むくみや泌尿器系の感染症を改善。

ヨーロッパ原産の高木の針葉樹であるジュニパー。このジュニパーの実を乾燥させたものがジュニパーベリーです。

ジンの香り付けや、肉料理の臭い消しのスパイスなどでよく使われています。

ティーにして飲むとデトックス効果が高く、体内にたまった老廃物や毒素を排出する働きがあり、関節炎やリマウチ、通風の症状の緩和に効果を発揮します。

古代エジプトでは、関節炎の症状を緩和するため、ジュニパーベリーを入浴剤として使っていたといいます。

また、むくみや水太りを防いだり、泌尿器系の感染症の改善に役立つとされています。

そのほかにも、健胃作用により、食欲増進や消化促進にも有効です。

作用

利尿、抗菌、駆風、消化促進、食欲増進、健胃など。

味と香り

針葉樹のようなウッディーな香りで、かすかに甘いスパイシーな風味。

注意事項

  • 4~6週間の継続的飲用はしないようにしましょう。
  • 炎症を伴う肝臓疾患のある方は飲用しないようにしましょう。

どんなハーブ?

ジュニパーベリーは、イタリア、ヨーロッパを原産とするヒノキ科 ビャクシン属の針葉樹です。和名は「セイヨウネズ(西洋杜松)、トショウ」と呼ばれています。

北半球の各地に広く自生しており、樹高12mにもなる常緑針葉樹で、黄色い花を咲かせます。花後には、青色から黒っぽく変化する果実の実らせます。

果実は、お酒のジントニックなどのジンの原料としても利用されています。また、アロマテラピーでも利用されており、果実から水蒸気蒸留法にて精油が抽出されています。

ジュニパーは古くから、魔よけや精神を浄化するとして、宗教儀式で炊かれていたといいます。また、フランスやチベットで、病菌の空気清浄の為に、炊かれていたといいます。

データ

学名 Juniperus communis
英名 Common Juniper(コモン・ジュニパー)
別名
和名 セイヨウネズ(西洋杜松)、トショウ
科名 ヒノキ科 ビャクシン属
分類 針葉樹
原産地 イタリア、ヨーロッパ
ティーに使う部分 果実
主要成分 精油、フラボノイド、タンニン、ビタミン類