ユキノシタ茶

風邪や気管支炎、中耳炎、むくみ、美肌効果などに有効♪

ユキノシタには風邪や中耳炎、やけどなどの傷の緩和など、様々な効能があり、古くから民間療法に利用されてきました。

では、ユキノシタのハーブティーとしての効能を見てきましょう。

ハーブティーの効能

中耳炎に対して有効

ユキノシタは別名をミミダレグサと呼ばれており、古くから中耳炎に対して、生のユキノシタの汁を耳にたらすと効果的だと言われてきました。

これは抗菌作用のある成分が含まれているためであり、現在でも臨床実権で効果が示されています。綿棒などに汁を染み込ませると効果的です。

むくみの改善、予防に

ユキノシタには塩化カリウムや硝酸カリウムなどの利尿作用のある成分が含まれており、体内の余分な老廃物を排出するため、をむくみの改善や予防に対して有効とされています。

風邪や気管支炎、扁桃腺の腫れに

ユキノシタには、抗炎症作用や解熱作用があり、熱を伴う風邪や気管支炎、扁桃腺のはれなどの症状の緩和に役立つとされています。

肌には火傷や傷のほか、美肌効果も

民間療法では、炎症を抑制する作用により、外用として軽い火傷や傷の応急処置に使われています。ユキノシタを染み込ませた湿布などを患部にあてると効果的です。

また、ユキノシタにはアルブチンという成分が含まれており、メラニンの合成を阻害する働きがあります。その為、シミに対して効果が期待できます。

また、近年ではアンチエイジング効果や美白効果があることが分かっており、その効用から化粧品などに配合されるようになりました。

作用

鎮咳、利尿、消炎、抗炎症、抗菌、解熱など。

味と香り

鼻に抜けるような香りと、やや甘味のある飲みやすい味。

注意事項

  • 特になし。

どんなハーブ?

ユキノシタは、日本を原産とするユキノシタ科 ユキノシタ属の常緑の多年草です。本州、四国、九州などに分布しており、半日陰になる岩場などの湿った場所で育ちます。

背丈は20~50cmほどまで生長し、5~7月頃に白い綺麗な花を咲かせます。

和名は「ユキノシタ(雪の下)」と呼ばれており、名前の由来は、葉に雪が積もって雪の下に葉があることから「ユキノシタ」と呼ばれるようになった説など、いくつかの説があります。

古くから民間薬として利用されてきた歴史があり、風邪や中耳炎、火傷、解熱や解毒剤としてなどの色々な症状に活用されてきました。

現在ハーブティー以外でも、天ぷらや山菜などの食用にも利用されています。

データ

学名 Saxifraga stolonifera
英名 Sttawberry begonia
別名 ミミダレグサ、コジソウ
和名 ユキノシタ(雪の下)
科名 ユキノシタ科 ユキノシタ属
分類 多年草
原産地 日本
ティーに使う部分
主要成分 フラボノイド、タンニン、アルブチン、ベルゲニン、硝酸カリウム、塩化カリウム、精油、etc…