センブリ

とにかく苦く、「笑っていいとも」で罰ゲームに

センブリは、ドクダミやゲンノショウコと並んで日本の代表的な薬草です。

「センブリ」という名前は、「千回振出してもまだ苦い」という意味が由来しており、ハーブの中で最も苦いとも言われています。

その味はとにかく苦く、テレビ番組「笑っていいとも!」で、罰ゲームとして飲用されていました。

ティートしての効能は、苦味成分が胃腸に働きかけ、消化不良、食欲不振などに有効とされています。主に胃腸薬として用いられていますが、効能はそれだけではありません。

頭皮に直接塗った実験では、苦味成分が血行促進、血管増強させる働きがあることが分かり、発毛や育毛への効果が期待できるとされています。

現在、育毛剤や育毛シャンプーにも用いられています。

作用

健胃、整腸、消炎、食欲増進、養毛、血行促進、etc…

味と香り

とにかく苦い味。

注意事項

  • 特になし。

どんなハーブ?

センブリは、日本、朝鮮半島、中国を原産とするリンドウ科 センブリ属の二年草です。

和名は「センブリ(千振)」と呼ばれており、日本各地の日当たりのいい山野などに自生しています。

8~11月頃の花が咲く時期に、全草を乾燥させますが、これを煎じたものが、ハーブティーとして利用されています。

とにかく苦い味が特徴で、「千回振り出してもまだ苦い」と言われており、地域によっては薬草(くすりぐさ or やくそう)、 医者倒し(いしゃだおし)と呼ばれています。

データ

学名 Swertia japonica
英名 Swertia Herb
別名 トウヤク(当薬)
和名 センブリ(千振)
科名 リンドウ科 センブリ属
分類 二年草
原産地 日本、朝鮮半島、中国
ティーに使う部分 全草
主要成分 セコイリドイド配糖体、トリテルペノイド、キサントン誘導体、フラボノイド、etc…