メドゥスイート茶

胸焼け、風邪、膀胱炎、リウマチに有効。ダイエットにも。

アーモンドのような甘い香りが特徴で、蜂蜜との相性が良いメドゥスイート。

別名「ミード・ウォート(蜂蜜酒の草)」と呼ばれており、蜂蜜酒やジャムの風味づけに使われているハーブです。

ヨーロッパの移動型民族「ジプシー」は、蜂蜜を加えて冷やしたメドゥスイート茶を、好んで飲用したといいます。

また、あの有名なイングランドとアイルランドの女王「エリザベス一世」も好み、香りのハーブとして床にまいていたといわれています。

効能としては、胃酸を中和する制酸作用があり、胃酸過多、消化器系の潰瘍、胃炎、胸焼けといった症状を緩和します。

また、抗菌作用と利尿作用がある為、尿道炎や膀胱炎にも有効です。他にも、むくみやリウマチ、下痢、腹痛、花粉症などのアレルギーに役立ちます。

さらには、発刊を促して熱を抑える作用もあるので、熱を伴う風をひいたときには、ホットで飲むとより効果的です。ダイエットやシェイプアップにも良いでしょう。

花のつぼみには、アスピリンの原料となるサリチル酸が含まれている為、解熱作用の他、鎮静作用もあります。

メドゥスイートが苦手な方は、蜂蜜をいれてみたりジャムやスイーツにしても良いと思います。

作用

制酸、消炎、消化促進、健胃、収れん、殺菌、利尿、解熱、発刊、抗リウマチ、鎮静など。

味と香り

アーモンドのような甘い香り。よもぎに似た飲みやすい味。

注意事項

  • アスピリンやサリチル酸にアレルギーがある方や、普段の薬で飲まれている方は飲用は控えましょう。

どんなハーブ?

メドゥスイートは、モンゴルを原産とするバラ科 シモツケソウ属の多年草です。和名は「西洋夏雪草(セイヨウナツユキソウ)」と呼ばれています。

データ

学名 Filipendula ulmaria
英名 Meadowsweet(メドゥスイート)
別名
和名 西洋夏雪草(セイヨウナツユキソウ)
科名 バラ科 シモツケソウ属
分類 多年草
原産地 モンゴル
ティーに使う部分 葉、花
主要成分 サリチル酸塩、フラボノイド、タンニン、ビタミン類、糖類、ポリフェノール、クエン酸、精油、粘液質