リコリス茶

強い甘みを持つ低カロリーのハーブ。

タバコや飲料、砂糖菓子などの香りづけに使われているリコリス。

和名は「甘草」という名前で、砂糖の50倍ほどの強い甘さが特徴です。
しかし、甘さの割には低カロリーなので、ダイエット飲料としても用いられています。

抗ヒスタミン・抗アレルギー作用があり、かゆみや炎症を抑える働きがあるので、じんましんなどに有効です。また、痰を取り去る去痰作用もあることから、ぜん息や気管支炎などの呼吸器系の炎症を鎮めるのにも役立ちます。

また、胃酸の分泌を抑制し、胃の粘膜を保護しますので、胃潰瘍などの症状を改善します。

さらには、副腎皮質ホルモンの働きを高める作用もあり、ストレスによるうつやイライラなどを緩和するのにも役立ちます。

シングルだと甘みが強いので、ほかのハーブの苦みをやわらげるためにブレンド用に利用されています。

作用

抗アレルギー、抗炎症、去痰、鎮咳、解熱、利尿、ホルモン様など。

味と香り

強い甘みをもつ香りと味。

注意事項

どんなハーブ?

リコリスは、アジア、ヨーロッパを原産とするマメ科 カンゾウ属の多年草です。和名は「カンゾウ(甘草)」と呼ばれています。

データ

学名 Glycyrrhiza glabra
英名 liquorice、licorice
別名
和名 カンゾウ(甘草)
科名 マメ科 カンゾウ属
分類 多年草
原産地 アジア、ヨーロッパ
ティーに使う部分
主要成分 サポニン、フラボノイド、クマリン、配糖体、精油、苦味質、アスパラギン