ヨモギ茶

生理痛や冷え性など、女性に多い症状に有効♪

ヨモギは日本全国に自生する馴染みのあるハーブで、古くから薬草として利用されてきました。様々な薬効があることから、「ハーブの女王」との呼び名もあります。

ハーブティーには、乾燥させた葉を使用します。

ヨモギにはシネオールという精油に含まれる成分があり、浄化作用があるとされています。「邪気をはらう魔よけのハーブ」として親しまれてきました。

血液をサラサラにするため、高血圧や動脈硬化、心筋梗塞、アレルギーなどに有効です。血中のコレステロール値を下げる作用もあります。

また、シネオールには血行を促進する働きがあり、体を温めるため、血行不良による冷え性や肩こりの改善に効果が期待できます。

その他、女性特有の悩みである生理痛や生理不順の緩和にもやくだつとされています。

作用

血行促進、鎮痛、収れん、健胃、コレステロール抑制など。

味と香り

ヨモギ餅の香りと、やや苦味のある味。

注意事項

  • 妊娠中の方は、使用を避けましょう。
  • キク科アレルギーのある方も、使用を避けましょう。

どんなハーブ?

ヨモギは、日本を原産とするキク科 ヨモギ属の多年草です。別名を「モチグサ(餅草)」と呼ばれており、和名は「ヨモギ」と呼ばれています。

日本全国に分布しており、地下茎が横に這って生長するため、山などの切り崩した斜面を固定するために利用されることがあります。

食用では、ハーブティー以外でも天ぷらなどにして食べられています。

古くから様々な効能がある薬草として活用されており、アイヌ民族は、ヨモギを煮たときの蒸気を吸収して、風邪や肺炎の治療をしていたといいます。

葉には止血作用があり、また、新芽を煎じたものは、下痢や腹痛、健胃、女性に多い貧血や冷え性に有効とされています。

データ

学名 Artemisia princeps
英名 Japanese mugwort
別名 モチグサ(餅草)、ガイヨウ(艾葉)
和名 ヨモギ
科名 キク科 ヨモギ属
分類 多年草
原産地 日本
ティーに使う部分
主要成分 タンニン、フラボノイド、クロロフィル、精油、コリン、食物繊維、ビタミン類、カルシウム、etc…