レモンバーム茶

精神的に弱っているときに気持ちを落ち着かせるハーブ。

ヨーロッパでは古くから長寿のハーブとして知られているレモンハーブ。

ティーを飲めば、活力が湧き長生きをするといわれており、ヨーロッパではレモンバームのハーブティーを毎日飲んで、100歳以上まで長生きしたというエピソードがあります。

ハーブティーとしての効能は、気持ちを落ち着かせる効果があり、不安や緊張、イライラするときなどに冷たいティーを飲むと、心をおだやかに調整してくれます。

抗うつ作用もあるとされており、精神的に弱っているときになど飲むとよいでしょう。不眠症にも有効とされています。

また、抗菌作用、抗ウイルス作用、発汗作用などもあり、熱を伴う風邪には、熱いホットティーがおススメです。

作用

鎮静、抗菌、神経強壮、発汗、消化促進など。

味と香り

レモンのような香り。酸味はなく、スッキリとした味わいで飲みやすい。

注意事項

どんなハーブ?

レモンバームは、南ヨーロッパを原産とするシソ科セイヨウヤマハッカ属の多年生草本で、夏から秋にかけて小さな白い花を咲かせます。

植物からはレモンのような爽やかな香りがしますが、柑橘系のレモンとは違ってハーブ系の植物です。

別名を「メリッサ」とも呼ばれており、香りに誘われてミツバチが寄ってくることから、ラテン語の「メリッサ(ミツバチ)」と名づけられたといわれています。

古くから薬効成分があることで知られており、腹痛や歯痛、解毒剤などの用途で利用されていました。

現在では、ハーブティー以外にも、料理としてや美容目的として活用されています。

データ

学名 Melissa officinalis
英名 Lemon balm(レモンバーム)、Balm(バーム)
別名 メリッサ、バーム
和名 コウスイハッカ(香水薄荷)、セイヨウヤマハッカ(西洋山薄荷)
科名 シソ科 セイヨウヤマハッカ属
分類 多年草
原産地 南ヨーロッパ
ティーに使う部分
主要成分 精油(シトラール、シトロネラール、ゲラにアールなど)、フェノール酸、タンニン、苦味質