レッドクローバー茶の効能

レッドクローバー

毒素を体外に排出。風邪やせきなどの症状に。

ヨーロッパを原産地とするキク科に属する多年草のヤロウ。

学名の「achillea(アキレア)」は、ギリシャ神話に登場する英雄「アキレス」に由来すると言われています。

英雄「アキレス」は、古くから止血作用をもつことで知られているこのハーブで、戦いにより受けた傷の手当に、ヤロウを使用していたと言います。

ティートして飲むと、発汗を促して毒素を体外へ排出する「発汗作用」があり、熱を伴う風邪やせき、咽頭炎といった感染症を緩和するのに役立ちます。

また、利尿作用もあるため、膀胱炎などの泌尿器系の感染症にも有効です。

その他、ホルモン様作用をもつステロールが、月経不順の改善に役立ちます。

作用

発汗、利尿、収れん、抗菌、抗炎症、止血、ホルモン様など。

味と香り

ハッキリとした独特の香りと、やや辛みのある味。

注意事項

  • キク科植物にアレルギー反応を示す方、妊娠中の方は、使用を避けましょう。
  • 多量に飲用すると頭痛やめまいを起こすことがあるので、注意が必要です。

どんなハーブ?

レッドクローバーは、ヨーロッパを原産とするマメ科シャジクソウ属です。和名は「セイヨウノコギリソウ(西洋鋸草)」と呼ばれています。

データ

学名 Achillea millefolium
英名 Red clover(レッドクローバー)
別名 レッドクロバー
和名 セイヨウノコギリソウ(西洋鋸草)
科名 マメ科シャジクソウ属
分類  
原産地 ヨーロッパ
ティーに使う部分 葉、花
主要成分 クマリン、ラクトン、ステロール、フラボノイド、タンニン、サポニン、精油