ボリジ

風邪の初期症状や、憂うつな心に効果的。

青い星の形をした花を咲かせるボリジ。昔、この青い花を使って、聖母マリアの衣服を塗ったことから、「マドンナ・ブルー」とも呼ばれています。

ハーブティートしての効能は、抗炎症作用や発汗作用があることから、熱を伴う風邪の初期症状に効果的です。喉が痛むときは、含有成分の粘液質が緩和する効果が期待できます。

また、インフルエンザなどの感染症を予防するのにも有効です。

そのほか、抗うつ作用もあるため、気持ちが落ち込んでいるとき、切り替えたいときにティートして飲むと、心に元気を与えてくれる効果が期待できます。

古代ギリシャ時代から、ボリジは憂うつな気分を取り払い、勇気を与えるとして、「勇気をもたらすボリジ」と呼ばれていました。

作用

抗うつ、発汗、抗炎症、鎮痛、鎮静、利尿、催乳、強腎、etc…

味と香り

草のような香りと味。

注意事項

  • 妊娠中や授乳中の方は、使用を避けましょう。

どんなハーブ?

ボリジは、地中海沿岸を原産とするムラサキ科ルリジシャ属の一年草です。和名は「ルリジサ、ルリチシャ(瑠璃萵苣)」と呼ばれています。

データ

学名 Borago officinalis
英名 Borage(ボリジ、ボラージ)
別名 スターフラワー(Star Flower)、コモンボリジ(common borage)
和名 ルリジサ、ルリチシャ(瑠璃萵苣)
科名 ムラサキ科 ルリジシャ属
分類 一年草
原産地 地中海沿岸
ティーに使う部分
主要成分 カルシウム、カリウム、ミネラル、精油、粘液質、タンニン、etc…